【日野市】国内唯一。タスマニアデビルが多摩動物公園へ。絶滅危惧種のタスマニアデビルを知り、応援しよう。
現在はオーストラリアのタスマニア島のみに生息する絶滅危惧種の「タスマニアデビル」の「ワイティー」と「パピティ」姉妹が、2024年2月14日に多摩動物公園へやってきました。
2月14日に来園した2頭のタスマニアデビル「ワイティー」と「パピティ」は、園内の動物病院で現在検疫中です。
公開は3月14日(木)を予定しています。
公開まであと少しになりました。お楽しみに!#タスマニアデビル #検疫中 #多摩動物公園 pic.twitter.com/2px2u2bkeG— 多摩動物公園[公式] (@TamaZooPark) March 2, 2024
多摩動物公園が、国内で唯一、タスマニアデビルを飼育しているのには理由があります。
がんの一種である「タスマニアデビル顔面腫瘍病」等の影響で激減したタスマニアデビルの保全活動の一環として、海外の動物園がタスマニアデビルの飼育を通じ教育普及活動をおこなうプログラムに多摩動物公園が参加しているからです。
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このプログラムへの参加により、多摩動物公園では2016年からタスマニアデビルを飼育していましたが、2023年10月にオスの「テイマー」が亡くなり、国内でタスマニアデビルを見ることができなくなっていましたね。
今回、海を超えやってきた2頭の動物アンバサダー。2024年3月14日から一般公開が始まったと聞き、多摩動物公園へ足を運んできました。(2024年3月20日)
「国内で唯一」と聞くと、興味をそそられるかもしれませんが、保全活動のプログラムとしてここ日野市の多摩動物公園に来ているということを念頭に置いて、まずはエントランス近くのウォッチングセンターのパネル展示でタスマニアデビルの生態や現状について学びます。
私たちができることは、タスマニアデビルの置かれている状況を知り、伝え、支援すること。愛らしいタスマニアデビルが、これからも命をつないでいけるよう応援したいですね。
タスマニアデビルがいる場所は多摩動物公園の奥の方、ボルネオオランウータンの近くです。オランウータン舎までは緩やかな登り坂が続くので、無料のシャトルバスがおすすめです。
来日したばかりのタスマニアデビルたち。環境に慣れるまで、15時までの展示となっています。
祝日ということもあったのでしょうか。その姿を一目見ようと、タスマニアデビルのエリアはかなりの人だかりです。
かわいい姿が見えました!運動場の隅の方でちょっと不安そうな表情をしているようにも見えます。
たくさんの人が自分を見つめているという状況に、緊張しているのかもしれません。来日したばかりのタスマニアデビル姉妹が落ち着いて過ごせるよう、できるだけ静かに、なるべく立ち止まらずに観覧するようにしましょう。
タスマニアデビルをモチーフとしたオリジナルドリンク「タスマニアデビル 飲んでビル?」(税込770円)も発売中!かわいいですね♪
その場で撮影してくれる、無料の写真風記念カードプレゼントも行われていましたよ。いい記念になりますね!
タスマニアデビルのパネルの展示や、保全活動のための募金は2024年5月28日まで開催されています。ぜひこの機会に希少なタスマニアデビルに親しんでください。
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