【日野市】チーズケーキバーとフォカッチャの”フォルトゥーナ”が4周年!家庭の味と地域の絆で作り上げた歩み
2024年9月に4周年を迎えた「フォルトゥーナ」。日野駅近くにあり、手作りフォカッチャやオリジナルチーズケーキバー、オーダーのホールケーキが人気のお店です。
自宅横に小さな工房を構える「フォルトゥーナ」は、オープン当初から多くの人々に愛されているお店。今回は、「フォルトゥーナ」のオーナー、たかこさんにインタビューしその魅力と4年の歩みを振り返ります!
2020年9月、自宅の脇に建てた小さな工房からスタートした「フォルトゥーナ」は、料理が好きで調理師免許も持っていたというたかこさんの長年の夢。
たかこさんが本格的に自分の店を持つという夢を実現したのは「やりたいことをやらず、後悔したくない!」という強い思いがあったから。コロナ禍にも関わらず、思い切って自宅脇での小さな営業を始めました。
実は、たかこさんのご主人は、地元の大手企業の実業団でアスリートとして活躍されていたのだとか。現在は現役を離れられたそうですが、体に良い発酵食品や薬膳などを取り入れ、バランスの取れた食事を作り続けてきたそうです。
「食べ物が体を作るという意識が強くあります。食事は”美味しい”や”楽しい”はもちろんですが、できるだけ体に良い素材を使用して、健康でいられるようにと考えて作っています。」とアスリートを支えてきた言葉には重みがあります。
以前紹介したグルテンフリーの米粉フォカッチャも、「体によいものを」と考えるたかこさんの挑戦から実現しました。
「お友達のお母さんが体調不良で食欲のない時期があって。その時に米粉で作ったシフォンを届けたら、美味しいと言って食べてくれたんです。そういう姿をみると嬉しくなります。」と米粉のエピソードもお話しされていました。
【日野市】フォカッチャにケーキバーと言えば!日野駅近くの「フォルトゥーナ」。新商品の米粉フォカッチャを一足先に♪
イタリアに2ヶ月間短期留学をして、マンマ(お母さん)の家庭料理を学んだことも今につながっています。イタリアの家庭料理を学びたかったというたかこさん。結婚してお子さんが生まれる前でご主人が背中を押してくれたこともあり、思い切って挑戦したのだとか。
「シェフからイタリアンの基本を学んだ後、いくつかの家庭にホームステイをして、そこのお家のマンマ(お母さん)から学ぶんです。家庭ごとに作り方や材料、味も違うのが面白くて。」と、毎日食べる家庭の味を大切にされていることが感じ取れます。
フォルトゥーナの魅力を語るうえでもう一つ欠かせないのは、地域とのつながりやお友だちの支えではないでしょうか。
お子さんの幼稚園時代からのママ友が、オープン当初からスタッフとしてお店を手伝ってくれています。「昔からの友人なのでとても心強い」というたかこさんに対し、「たかちゃんの人柄に、周りにいる人が勝手に応援したくなるんですよ。」というお友だち。素敵な間柄ですよね。
2年前に初めてハロウィンのイベントに参加をしたことをきっかけに、地域の飲食店とも積極的にコラボし、地元のイベントやお祭りにも参加しています。
「お声がけいただくことも増え、地元で頑張っている皆さんと一緒にこのまちを盛り上げていくこともモチベーションになっています。」と、地域との深いつながりも垣間見えました。
イタリアのマンマから受け継いだ味に、家族や友人を思い作り続けてきた食事。それらをベースに体に良いものを作り、地域の仲間と共に頑張る。そんな姿を間近で見ていた娘さんも、新たな挑戦をスタートしています。
友人たちと一緒に、西八王子でカフェ「Homies(ホーミーズ)」をオープンさせたのです。「私から何か言ったわけではないのですが」と、自然と同じ道へ進んだ娘さんのことを笑顔でお話しする”母の顔”も印象的でした。
4年という節目を迎え、今後の展望を伺うと「この仕事が一生の仕事になるように、いろんな形を模索しながら広げていきたい。」とのこと。
家族や友人、そして地域との絆が紡いできたこれまでの道のり。これからも「食」を通して新たな挑戦を続けていくことを期待したいですね(^^)
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