【日野市】日野渡船場跡で多摩川の風景に癒される。船が行き交う姿を想像しながら川辺を歩きませんか?
日野市と立川市の間を流れる多摩川。その川沿いにひっそりと佇む「日野渡船場跡」は、かつて江戸時代から大正時代まで、人や物資を渡し船で運んだ歴史ある場所です。
立日橋から日野橋方面へ多摩川の土手沿いを歩くと、「日野渡船場跡」の看板が現れます。
現在は看板のみが残るシンプルな場所ですが、周辺の景色は素晴らしく、散歩や写真撮影が楽しめるスポットとなっています。
看板によると、江戸時代以前は農耕のための「作場渡し」として利用されていましたが、江戸時代に入ると甲州街道の要所として人々や物資の流れを支えていたのだとか。
その役割は、大正15年(1926年)に日野橋が完成するまで続き、240年もの間、多摩川の生活と物流をつなぐ重要な役割を果たしていたのです。
ここには、大正8年(1919年)に撮影された渡し船の写真も掲示されていました。
当時、渡しは有料で、人や馬の通行料金が定められていましたが、僧侶や武士、宿の関係者は無料で利用できたそうです。
ここから立川方面を眺めていると、かつて多摩川を渡る渡し船の光景が目に浮かぶようです。
現代では車や電車であっという間に移動できる場所ですが、この地に立つと、かつての生活の一端を垣間見られる気がします。
この場所の魅力は歴史だけではありません。
広〜い青空の下、立日橋やモノレール、多摩川、そして土手沿いの自然が織りなす景色は、どこを切り取っても絵になるような美しさ!晴れた日は、青空と川や橋のコントラストが素晴らしく、写真映えするポイントがたくさんあります。
散歩コースとしてもおすすめの「日野渡船場跡」。
のんびりと川沿いを歩くのもよし、カメラ片手にお気に入りの風景を探すのも楽しそうです。歴史と自然を感じるひとときを過ごしに、ぜひ訪れてみませんか?
日野渡船場跡はこちら↓