【日野市】日野市内をトゥクトゥクが走っている?巷でウワサの「トゥクトゥクの人」に直撃インタビュー!
「日野市内をトゥクトゥクが走ってる!」という目撃情報が寄せられることが幾度かありました。
「え?トゥクトゥク? 一体どういうこと?」と、この謎のトゥクトゥクの正体を探るべく、直撃取材を実施しました!
待ち合わせ場所である日野市内のとある駐車場に向かうと、真新しいトゥクトゥクを発見!!本当に日野市にトゥクトゥクがあった!
「トゥクトゥクの人」と呼ばれていたのは、百草に住むこちらの女性。地域活性化を目的とした「もぐさVoiceプロジェクト」の代表・吉田さんです。
「もぐさVoiceプロジェクト」は、百草から始まった地域を元気にするプロジェクト。
3人の子どものお母さんでもある吉田さん。「地域の暮らしの中で、『こんなことできたらいいね』という声をたくさん耳にしたんです。でも、それを形にするには勇気がいる。だったら、私がまず一歩を踏み出そうと思ったんです」
そんな吉田さんの想いから、「日野市百草発・みんなの声(voice)を実行する環境プロジェクト=もぐさVoiceプロジェクト」は立ち上がりました。
このトゥクトゥクも「もぐさVoiceプロジェクト」の重要なパーツ。
ところがなんと、このトゥクトゥクは、仕事先やお子さん3人の送り迎えにも使う自家用車だというから驚きです。
なぜ、トゥクトゥクを?——そんな質問に吉田さんはこう答えてくれました。
もぐさVoiceプロジェクトを立ち上げ、地域のつながりを深めていく中、「身近なところをトゥクトゥクが走っていたら、きっとワクワクする!」そんな思いがふつふつと湧いてきたのだそう。
「車の買い替えのタイミングでトゥクトゥクの購入を家族に提案したんです。」
「反対されるかと思ったけど、最終的には家族も『面白いね!』って。やってみようと思ったら、できるんじゃん——。そんなチャレンジする勇気を、子どもたちや地域の人にも感じてほしくて」
こうして2024年7月、ついに吉田さんのもとへ7人乗りのトゥクトゥクが納車されたのです。
トゥクトゥクは、普通免許で運転できる、「側車付軽二輪車」という扱いだそうで、高速道路も走れるのだそう。でも、坂道の多い百草では意外とパワーが必要で、「上り坂は結構重たいんですよ」という苦労話も。
他にも、ナンバープレートを読み取るタイプの自動精算駐車場に対応していなかったことなど、思わぬハプニングに遭遇することもあるのだそう。
それでも吉田さんは明るく笑って言います。「地域のみんなが笑顔になれるなら、それだけで十分!」
2025年3月22日に高幡台団地で開催された”公民「観」in高幡台団地”のトゥクトゥク乗車体験会には、子どもから大人まで多くの人が参加。トゥクトゥクに乗り込む人々の笑顔が溢れていたそうです。
「こういったイベントへのお誘いも増え、トゥクトゥクに乗っているおかげで、いろんな事ができる可能性が見えてきました」