【日野市】百草団地の一角に見つけた、香りのオアシス。MKLabの自家焙煎スペシャルティコーヒー”Happy Beans”とは?
日野市と多摩市にまたがる丘陵地帯にある百草団地。
その一角に“知る人ぞ知る”スペシャルティコーヒーの焙煎所があると聞き、取材に行ってきました!
場所は、百草団地ショッピングセンターの2階。
百草団地でクラフトビールを醸す「ひの醸造所」の脇の階段を上ると「MKLab(エムケーラボ)」という珈琲焙煎所があります。
初めてだと「ここ入って大丈夫かな?」と思うかもしれませんが、ご安心を。
階段を上がると、ふんわりと漂うコーヒーの香りと共に、2024年5月にオープンしたスペシャルティコーヒーの焙煎所「MKLab(エムケーラボ)」の看板が見えます。
店内に一歩足を踏み入れると、カフェでもなく、工房でもない、不思議と落ち着くおしゃれな“ラボ”の空気。
中央には、濃紺のタイルが美しいキッチンカウンター。ここで、珈琲の豆の試飲並びに選定、焙煎準備、納品に向けた作業が行われています。
この日は、偶然にも日野市在住の線画家・もんでんゆうこさんの個展が開催されており、店内はアートの彩りに包まれていました(※展示は終了しています)。
ただの焙煎所ではなく、時にはアートギャラリーにもなる、そんな感性も刺激するような素敵な空間なのです。
こちらでは、厳選した豆を焙煎し、カフェや企業向け、一般の方にも販売しています。
商品名は”Happy Beans”。香り高く、美味しいスペシャルティコーヒーを安価で提供したいという思いで焙煎所をオープンしました。
ここはカフェではないのですが、特別に”Happy Beans”の珈琲を頂きながら、お話を伺いました。
「MKLab(エムケーラボ)」は、“選べるコーヒー”ではなく、“これぞ”という自信の豆を提案するスタイル。中〜深煎りを中心とした、香りとコクのバランスの良い味わいを追求しています。
実際に農園に足を運ぶこともあり、豆が育つ場所や風土、想いを汲み取りながら何度も試作を重ねることで、「自信をもっておすすめできる味」が出来上がります。
工程ごとに、一粒一粒を手作業で選別する「ハンドピック」を行いながら、「リラックス効果もあるんですよ」と微笑む店主。丁寧な仕事ぶりが伺えます。
この日、特別に奥の焙煎機も見せていただきました。(普段は立入禁止)
導入されているのは、プロにもファンが多いという「ハマ珈琲」の焙煎機。最大6キロまでの豆を一度に焙煎できる本格派です。
この日の焙煎は終わっていましたが、どういう工程でコーヒーが焙煎されていくのかを、わかりやすく教えてくれました。
2024年5月にこの焙煎所をオープンして以来、コーヒーの輪が、団地の中でも広がっており、MKLabの豆は、同じ百草台ショッピングセンターの1階にあるコミュニティサロンの「ふれあいサロン」で提供されています。
その味に惹かれて「豆を買いたい」と訪れる方もいるのだそう。
団地のイベントにも積極的に出店していて、地元・百草では知られた存在に。でも実は、まだまだ日野市全体では“知る人ぞ知る”穴場スポットではあります。
試作を重ねて、「MKLab(エムケーラボ)」が自信をもって提供するスペシャルティコーヒーは100g 500円というワンコイン価格。
ECサイトやInstagramのDMを通してコーヒー豆の注文が可能です。(店頭受取可)
チョコレートフレーバーや桜フレーバー、バレンタインのいちごチョコフレーバーなど、季節ごとに期間限定商品があるのも魅力。ドリップバッグもあるので、プレゼントにもぴったりです(パックの販売は10コ単位、豆は100g単位)
もんでんさんのイラストがパッケージデザインになったかわいらしいドリップバッグ。チョコレートフレーバーが入った期間限定の商品です。
試作中の水出しコーヒーも試飲させていただきましたが、これがまた美味しい。8時間かけてじっくり抽出された一杯は、まさに香りのご褒美。
スッキリしているのに、華やかな香りがふわっと抜けるとっても美味しいアイスコーヒーでした。
ちょっとした贈り物や自分へのご褒美にもぴったりなMKLabの“Happy Beans”。古き良き団地の一角にある、心と体をほっとほぐしてくれるような場所です。
(※こちらは焙煎所 兼 ラボのため、営業は不定期です。訪問や注文、商品の受取はInstagramのDMまたはECサイトからどうぞ)
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