【日野市】百草団地で“革命”!? 進化系スナック「東京風アンダカシー」の現場に潜入してみた!
昭和の風情が残る百草団地。そのアーケードの一角に、いま熱い注目を集める新スポットがあるのをご存じでしょうか?
その名も「futollante(フトランテ)」。2024年6月にオープンし、沖縄の伝統スナック「アンダカシー(豚皮揚げ菓子)」を東京スタイルにアレンジした「東京風アンダカシー」と、クラフトビールが主役のおしゃれなカフェバーです。
”東京風アンダカシー”は、糖質ゼロ・高たんぱく・コラーゲン含有でダイエット中の罪悪感もゼロのサクサクスナック。
今回は、その製造現場に潜入し、「東京風アンダカシー」誕生の秘話と「futollante(フトランテ)」の魅力を深掘りしてきました!
お話をうかがったのは、「東京風アンダカシー」を手がける東京コヤノ堂の小谷野さんご夫妻。
ご主人は百草団地で生まれ育ち、かつて郵便局員として働いていたという異色の経歴の持ち主です。
「子どものころから住み慣れたこの団地を、もっと面白くて、元気な場所にしたい!」
そんな想いから、自らスナックの製造工場とカフェバーが一体になった店舗「futollante(フトランテ)」を立ち上げました。
元郵便局員だったという小谷野さん。ロゴにはその名残が隠されています。郵便マークの”〒”に切手をイメージしたイラスト、そしてTOKYOという文字がかすかに隠れています。
小谷野さんがこのスナックを作ろうと考えたきっかけは、なんとご自身の16キロのダイエット成功体験から。それ故、お店の名前も”太らんて(ふとらんて)”。
「大好きなお酒をやめずに、どうやったら減量を実現できるか」と、様々なダイエット法を試行錯誤し、ご自身の成功体験とともに開発したのが、この糖質ゼロスナック「東京風アンダカシー」。
揚げる前の状態を見せてもらうと、プラスチックのように硬いものが出てきました。
一般的なアンダカシーは脂っこくてヘビー。そこで試行錯誤の末、脂をしっかり落としているのだとか。ただし、その工程は企業秘密です。
触ってみると、少しオイリーな感じがします。原材料となる豚皮を仕入れ、この形に加工しているのだとか。
揚げるのに使うのは新しい米油。さっくりとした軽い食感が実現します。
プラスチックのように固い豚皮を熱した米油に入れると一気にふくらみ、驚くほどサクサクに変身!
しっかり時間を計って、完成!
揚げる前の状態と比べてみるとかなり大きく膨らんでいるのがわかります。揚げたてを味見させてもらうと、口の中で「サクっ」と音が聞こえるほどサクサクです。
味付け前でもそのまま食べられるほど軽やかで香ばしく、フレーバーをまぶせばお酒にも、おやつにもぴったりの逸品に。
「futollante(フトランテ)」では、タイミングが合えば、この“揚げたて”をその場で味わえることも。これを求めて、百草の坂を登る価値ありです。
ここはアーケードの下の開放的な空間にウッド調のテーブルを並べたおしゃれな立ち飲みスペース。(椅子もあり)
「知り合いから譲ってもらった」という本格的なピザ窯も大活躍。

(画像提供)
ピザをオーダーするだけでなく、子どもや仲間と一緒に楽しめる「ピザ作り体験(¥1,200)」も人気です。
焼き鳥やお惣菜など「この団地で買ったものは持ち込み大歓迎!」という懐の広さも地域のつながりを生む場として機能しています。
こちらは同じく百草団地にお住まいのキャンドルアーティストさんが特別に作ってくれたという店名入のキャンドル。夕暮れ時になると火が灯り、ちょっと大人っぽい幻想的なムードに。
「futollante(フトランテ)」のもう一つの目玉は、隣接する「日野醸造所」の樽生ビール。
IPA専門の「10ants Brewing」、東京都多摩エリア密着の地ビールブランド「GLaSS HOPPER BREW TEAM」など、鮮度抜群のクラフトビールを味わえます。
こちらにはなんと6種類のビールが常時用意されており、サイズも3種類から選べるので、仲間と飲み比べるのも◎。
店を出す前から、10ants Brewingを手がける日野醸造所の本間さんの姿勢に共感していたという小谷野さん。
隣同士のテナントになった今では、“うまいもの同士”でリスペクト&刺激し合いながら百草団地を盛り上げています。
「鮮度抜群の日野醸造所の樽生ビールは、香りも喉ごしも格別で…」と、写真撮影用に注いでくれた1杯を、本当に美味しそうにぐいっと飲み干す小谷野さん。
「団地で映えたい!」と、他ではあまり見かけないようなこだわりメニューがあるのもポイントです。
今後の展開についてもこっそり教えてもらいました。現在、東京風アンダカシーのプレミアム商品を開発中なのだとか。
トリュフやフランボワーズなど高級食材を使ったワンランク上のスナックシリーズがもうすぐ登場予定とのこと。
百草団地発、ふつうじゃ終わらないおしゃれスナックの挑戦。これからも要注目ですね♪
かつての”昭和の団地”に新しい風を吹き込む「futollante(フトランテ)」と、「東京風アンダカシー」。
変わらない風景の中に、ちょっと新しい風。ぜひ百草団地のアーケードで、ゆったりとした時間をすごしてみませんか?
futollante(フトランテ)はこちら↓