【日野市】用水の音が心地よい癒し系の四ツ谷。お散歩途中にお地蔵さんを発見!庚申塔ってなに?
清らかな日野用水が流れる日野駅の北側、四ツ谷地区を散策しているとちょっと気になるお地蔵さんを見つけました。(2023年12月中旬)
四ツ谷地区は、水の音が心地よく聞こえてくる癒し系のエリア。
ちなみに、この「四ツ谷」という名称は、この地に天野・加藤・小島・宮原という四 つの家があったことに由来するそうですよ。
こちらがそのお地蔵さん。お地蔵さんと石碑が並んでいます。天保15年(1844年)に造立されたようです。かなり歴史のあるお地蔵さんのようです。
「庚申講(こうしんこう)」についての説明が書かれてありました。
庚申の夜に、人々が寝静まると、お腹の中から三尸の虫が抜け出してその人が行った悪事を神さまに告げに行くそうです。その悪事に応じて寿命が縮んでしまうそうで、庚申の日は三尸の虫が抜け出さないように眠らずにお参りをしだんだとか。
これを3年、18回続けた記念として建てられたのが「庚申塔」だそうです。
平安時代に中国から伝来した「庚申信仰」が由来となり、日本全国に建てられていたようです。明治以降は道路の拡張や土地開発のため、撤去されるものも多かったようです。
60日に一度、みんなで眠らずに夜を過ごした3年の記録・記念としてのお地蔵さんなんですね。日野市内には、まだまだ知らない歴史や文化がありそうです。
庚申塔 地蔵堂はこちら↓