【日野市】「孤独のグルメ」出演の舞台裏と温かなもてなし。ピッコロレガーロの魅力を再発見♪映画も見逃せない!
「孤独のグルメ 2024大晦日スペシャル」で話題となった、多摩平の人気イタリアンレストラン「ピッコロレガーロ」。放送後の反響は大きく、連日予約の問い合わせが相次いでいるそうです。そんな中、改めてお店を訪れ、ランチセットを堪能するとともに、出演の裏側についてお話を伺いました。
実は、テレビ出演の話があったとき、一度は断ろうと考えたそうです。
「20年以上お店を続けてこられたのは、長年通ってくださる常連さんに支えられてきたから。テレビに出ることで、一気にお客さんが増え、普段来てくださる方が予約を取れなくなるのでは…という不安がありました。」
しかし、多摩地域の洋食店を1店舗1店舗足を運んで食べ歩いたうえで、ピッコロレガーロを選んでくれたことへの感謝、そして「孤独のグルメ」のスタッフや監督の熱意に心を動かされます。
「最終的には、日野市としてアピールできることがあるなら、それが地域貢献にもなると思い、お受けすることにしました」
取材の日は、ランチセットをいただきました。前菜は「豚バラ肉のパテ」と「人参のスープ」。スープを一口飲んだ瞬間、優しく体に染み入るような温かさが広がります。その感想を伝えると、「孤独のグルメの監督も同じことを言っていました」と笑顔で教えてくれました。
2000年にオープンしたピッコロレガーロは、長年にわたり地元の人々に愛されてきました。そんな中、一昨年にはシェフが骨折し、しばらく休業を余儀なくされる出来事もありました。
「その時、本当にたくさんの方が支えてくれたんです。こんなに愛してもらえているんだと心が温かくなりました。だからこそ、今回の出演を通じて、皆さんへ恩返しができたらと思ったんです」
今回の放送を見た常連さんたちも自分のことのように「嬉しい!」と喜んでくれたそうで、「悩んで出演したけど、本当に良かった」と笑顔を見せていました。
「本物は残る」そう口にし、一切の妥協をせず創意工夫を続けてきたピッコロレガーロ。「自分たちが信じて学んできた技や知識を、手を抜かず、丁寧に、真剣に続けていけば、必ず伝わると思っています」と料理への信念を語ってくれました。
とは言え、格式張ったところはなく、イタリア料理の伝統はそのままに家庭的な温かさを感じられるお店です。
メインに選んだ牡蠣のグラタンは、牡蠣の旨味が凝縮された贅沢な一品。香ばしい焼色がついた牡蠣はふっくらとしており、熱々のペンネグラタンをふーふーしながら食べるというのは寒い日にぴったりの一皿です。
粉チーズにガーリックチップ、唐辛子のオイルで味変も楽しめます。
メイン料理は、二人で別々のものを選びましたが、「シェアしますか?」と気遣ってくれ、スパゲッティーの一皿を半分に分けて提供してくれました。こうした細やかな心配りも、ピッコロレガーロの魅力のひとつです。
ピッコロレガーロの良さは、料理だけではありません。
スタッフの方々は、お客さんとの会話を大切にし、水のおかわりや料理の提供タイミングにも気を配ります。店内はいつも清潔で、掃除が行き届いているのも印象的です。
取材の最後に、シェフと奥様、そしてスタッフの皆さんと一緒に写真を撮影。そこには、温かい笑顔があふれていました。
そして皆さま!忘れてはならないのが映画版の「孤独のグルメ」(^^)
テレビシリーズで数々の名店を訪れてきた井之頭五郎が、ついに映画の世界へ繰り出しました!
今回、孤独のグルメの監督やスタッフ、出演者の皆さんのこだわりを間近でみたピッコロレガーロだからこそ、「テレビを見てお店に興味を持ってくださった方も、ぜひ映画を観て、井之頭五郎の食へのこだわりを楽しんでほしいです!」と推薦していました。
ネタバレになるので、ストーリーには触れられませんが、井之頭五郎の新たな旅路を描く映画、ぜひチェックしてみてくださいね!
ピッコロ レガーロはこちら↓