【日野市】「寿司職人が目の前で寿司を握る」こども食堂が小学校で開催!地域のつながりが生んだみなみだいら食堂を取材!
「小学校の家庭科室で、寿司職人が目の前でお寿司握るこども食堂が開催される。」そんな情報をお寄せいただき、2024年9月15日(日)に南平小学校の家庭科室で開催された「みなみだいら食堂」を取材してきました!
「みなみだいら食堂」は、子どもたちの居場所を提供するだけでなく、彼らが夢や目標に向かって挑戦する姿勢を育む場にしようと、地域の大人たちの有志によって運営されています。
地元につながりのある”アツい大人たち”が集い、学校や地域と連携し2024年2月から始まったみなみだいら食堂。子ども達が「どんな状況でも諦めずに挑戦し続ける力」を育むスタートの場所だそう。
月一のこども食堂の他、夏休み中には合計8日間「夏のサマースクールスポット」として学びの格差や体験格差を埋めるため、地域の大人たちに講師をしてもらったり、「昔遊び」としてRPGのドラゴンクエスト1をみんなで体験するなど、様々な取り組みを行ってきました。
2024年9月15日(日)は、南平出身で現在は豊田の高級寿司店「鮨ゆうじん」を営む大将が、子どもたちに本格的な寿司を握って振る舞うという特別な1日。
「みなみだいら食堂」の一員というわけではなかったという大将。地元の後輩たちがみなみだいら食堂を運営していることを耳にし、「それなら一肌脱ごう!」と、自らお寿司を握ることを申し出たそうです。
みなみだいら食堂へ込められた熱い思いに感化された大将の心意気、そして地元への恩返しの気持ちが加わり形となったこの日の「みなみだいら食堂」。
鮨ゆうじんの大将が握る寿司は、一つ一つが丁寧に作られ、見た目にも美しい本格的なお寿司。
大人でも滅多に味わえない人気の高級寿司店のお寿司を食べられるとあって、子ども達もうきうきしていました(^^)
「お寿司大好き!楽しみ!」と、子どもたちの目が輝き、笑顔が溢れる瞬間を見て、地域のつながりの尊さを改めて感じさせられました。
食材や調味料、そして調理器具等お寿司に必要な道具を全て持参し、一貫一貫見事な職人の手仕事で握っていきます。
「みなみだいら食堂」は、単なる食事の提供という域を超えて、地域コミュニティの力を示す場所でもあるようです。
子どもたちにとって、こうした経験は単にお腹を満たすだけでなく、地域社会の一員としてのつながりも感じられる貴重な機会となったはず。
子どもたちにも、大人たちにとっても忘れられない1日になったのではないでしょうか。
「やりがいは大きいが、仕事も家庭もある中でこの活動はボランティア。正直にいうと、大変なこともありますよ。」と胸の内も語ってくれた運営スタッフも「それでも、仲間がいるから続けられる。」と言います。
地域のつながりと支援が生んだ「みなみだいら食堂」での素晴らしい取り組み。子ども達が大人になった時にこのことを思い出す日がきっとあるはず。
今後も、このような温かい支援が続き、多くの子どもたちが笑顔で溢れることを期待しています。
日野市内の子ども食堂
その他、HiKnow!(ひのぅ)、日野市ホームページによると、2024年8月時点で、下記の子ども食堂もあるようです。開催方法や、日時、場所、内容等はそれぞれの子ども食堂ごとに異なります。
- おむすびころりん(月2回・朝食・西平山)
- おむすびキッチン(不定期開催・児童館等で周知)
- かめひろば(月1日曜・西平山)
- こども食堂こころの家(月1回・旭が丘)
- こども食堂 さくらちゃん(毎月第3日曜・大坂上)
- こぼし場 ななめ食堂(月2回・大坂上or神明)
- 市民の森ふれあい食堂(不定期開催・ふれあいホール)
- すみれ食堂-ここわ-(奇数月1回・大坂上)
- つぼみ食堂(毎月第3土曜・豊田駅南口)
- 西平山子どもゼロえん食堂(不定期開催・西平山)
- ひのたま食堂(月1土曜・日野本町)
- みなみだいら食堂(月1回・南平・キャラバン方式)
- みんなのくれよんランチ(毎週土曜・神明)
子ども食堂のご利用やボランティア、寄付など、公式のHPやSNSを通じてご確認ください。
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