【日野市】街の行きつけ農園「ネイバーズファーム」が祝☆5周年。日野のトマトの可能性は∞(無限大)♪
ここ数年で「日野産トマト」の認知がぐんと広まったと思いませんか?その立役者の一つといっても過言ではないのは「ネイバーズファーム」。
葉っぱをモチーフとしたこの可愛らしいロゴに見覚えがある方も多いのではないでしょうか。市内の直売所やスーパーで販売されているカラフルミニトマトをはじめ、有名レストランでもネイバーズファームの野菜が使われていたり、トマトにスポットをあてたイベントやマルシェ、市内の事業者とのコラボ商品も多数見かけるようになりましたよね。
2019年3月に日野市でスタートし、2024年3月に☆5周年☆を迎えたネイバーズファームへ、改めて取材へ伺いました♪
ネイバーズファームは多摩モノレールが走る「南新井」交差点のすぐ近くにあります。
交差点へ来ると、大きなビニールハウスが見えます。このハウスの中で、美味しいトマトが育てられているんですね。
「街の行きつけ農園」として、畑で食べ頃までしっかり育てられた新鮮野菜を購入することができます。
畑の脇にある、コインロッカー形式の直売所には、トマトにのらぼう、ブロッコリー、紅菜苔など採れたての新鮮な野菜、旬の野菜が並んでいます。
のらぼうが100円からと、良心的な価格も嬉しいですね。(2024年3月初旬)
お話をお聞きした代表の梅村さん♪日野市には15歳から住み、27歳でこのネイバーズファームを立ち上げたそうです。
数々のメディアから取材を受けたり、事業者とのコラボ、イベント企画など非常に精力的に活躍されているので、かなりアグレッシブな方かと思っていたら、穏やかでほっこりする気分にさせてくれるお姉さん!
「周りから声をかけていただくことが多くて。じゃあ、一緒にやりましょうか!と、いう感じで色々ご一緒させてもらいました。」と、ネイバーズファームの数々の功績を控えめに語る梅村さん。
元々、このハウスの50倍ほどもあるという大規模な農業法人で、トマト栽培の立上げも経験している農業のプロです。
一生懸命、手間と愛情を込めて育てる野菜だからこそ、食卓まで新鮮で美味しい状態で届けたい。そんな思いから自身も暮らす日野市で、「お隣さん」の意味も込めて「ネイバーズファーム」はスタートしました。
こだわりがたっぷり詰まったトマトは、完熟するまでここで育ち、甘味と酸味が濃縮してとっても美味!
雑菌や病気を持ち込まないよう靴を脱いで中に入るなど、トマトハウスは衛生面も品質面も徹底管理されています。
たった一つのポットから複数の立派な茎が伸びているネイバーズファームのトマト。トマトの実は下の方に実るんですね。鈴なりのトマトが美味しそうです♪
ハウスでのトマト栽培は、夏に苗を植え替えし、10月から6月頃まで長い期間収穫ができるんだとか。食卓に華やかさと彩りを添えてくれるトマト。ほぼ1年中、手に入るというのは、お弁当を作るお父さんお母さんにとっても、ありがたい話ですよね♪
上へ上へと伸びていくトマト。わき芽を丁寧に摘みながら、上へ伸びる茎を隣へと伸ばしていきます。ハウスの中に多数植えられているトマトの木一つ一つに、丁寧に優しく接しています。
見慣れたパッケージのネイバーズファームのトマトを発見。毎朝収穫したものが市内のスーパーや直売所へ届けられています。
皆さんも気になっているひのトマトフェス2024についてもお聞きしましたよ♪
「今回の目玉はオリジナルトマトシェイクです♪」と教えてくれた梅村さん。
え?トマトシェイク?想像がつきませんよね。2種類あるというトマトシェイクは、フルーツのような甘酸っぱくてさっぱりした「プレーン」タイプが一つ。
ラズベリーコーヒーのような仕上がりになったという「トマト&コーヒー」はちょっと大人のリッチなドリンクに仕上がっているそう!どちらも数に限りがあるそうなので、飲んでみたい!と、いう方は早めに会場入りしましょう!
第3回ひのトマトフェス
- 日時:2024年4月21日(日)11:00~15:00 小雨決行
- 場所:かどっこ広場(豊田駅南口から徒歩1分)
※荒天時は2024年5月5日に延期
※トマト直売・飲食販売は売り切れ次第終了
春に味のピークを迎えるトマト。品種だけでなく、生産者によるこだわりや味の違いなど奥深いトマトの魅力を「フェス」感覚で存分に楽しめるイベントです。
第3回目となる今回も、飲食店やパン屋さん、ケーキ屋さんが趣向を凝らしたオリジナルトマト商品がずらりと並ぶそうです♪今から楽しみですね!
(ひのトマトフェスが近づいてきたら、こっそり潜入取材したい!)
ネイバーズファームで栽培されている野菜はトマトだけではありません。露地栽培のエリアを見学させてもらうと、これでもか!とのびのびと成長している旬の「のらぼう菜」。
パッキングされて、スーパーにお上品に並んでいるものしか見たことがなかったので、こんなに元気でパワフルな野菜だとは知りませんでした。肥料など、かなり工夫をしているのかと思ったら、「旬のものは、特に手を加えなくても力強く育つんです。」と梅村さん。
これからどんどん大きくなるという蕪は、ネイバーズファームの人気商品だそう。春が待ち遠しいですね♪
こちらはほうれん草。ここでもすくすくと育っています。このハウスでは色んな葉物を栽培しているそうです。畝になっていないので理由を聞いたら、このあたりは水はけの良い土壌だから畝を作る必要はないんだとか。
奥にはブルーベリーの畑もありました。生のブルーベリーが摘める時期はあっという間に終わってしまう印象です。旬を逃さないようにしたいですよね。
最後に、5年という節目を迎え、先を見据えて考えていることをお聞きしたら「日野市の農業や、畑がこれ以上減らないようにしたい。」という言葉を紡いでくれました。
家族間以外で生産緑地地区(農地を計画的、永続的に保全する地区)の農地を借りるという形でスタートしたネイバーズファーム。
農業を次世代に繋いでいくという難しさを感じている兼業農家の方も多いのではないでしょうか。
さらなる拡大を目指すネイバーズファームでは、農地も探しているそうなので、家族間での継続が難しいという方は相談してみてくださいね。短い時間でもフルタイムでも、一緒に働いてくれるスタッフも募集していました。土に触れ、野菜を育て、美味しく食べる、そんな仕事も素敵ですよね。
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